【ソフトバンク】再三の得点機生かせず“スミ2”で逆転負け 津森宥紀は小久保監督の叱責で心機一転好救援

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2024.8.7(水) 21:05

小久保裕紀監督 (カメラ・越川 亘)

◆パ・リーグ ロッテ6―2ソフトバンク(7日・ZOZOマリンスタジアム)

 首位のソフトバンクが“スミ2”で2位・ロッテに競り負け、連勝は2でストップした。優勝へのマジックナンバーは36のままとなった。

 初回に栗原の11号2ランで幸先良く先取点を挙げた。しかしその裏、先発の大津が無死二、三塁からポランコに逆転の18号3ランを献上するなど4失点で試合をひっくり返された。以降は無失点に抑えたが、先発ではプロ最短の4回で降板。8安打4失点で6敗目(6勝)となった。自身3連敗で、自身の登板試合はこれで5連敗だ。

 大津以上にふがいなさが際立ったのは打線だ。2点を追う打線は、2回に先頭・正木が左翼線二塁打、4回は先頭の山川から2者連続四球、8回も先頭の代打・佐藤直が左中間二塁打と、無死で得点圏に走者を置いたが、いずれも後続が打ち取られて無得点。6、7回も先頭の出塁を生かせなかった。

 光明は4番手の津森だ。四球の走者は出したが、ポランコを一ゴロ併殺打に仕留めるなど、7回を打者3人の無失点でしのいだ。

 6日の同カードで5点リードの9回から登板したが、そのポランコに3ランを浴びるなど1死も奪えず降板。試合後、小久保監督に「津森が(マウンドに)上がった時、ちょっとユルいなと思っていたら、やっぱりそうなるよね。みんな『勝ったやろ今日は』みたいな。(隙があった?)俺はそう見えたね。なんか(投球練習で)フォークを引っかけてニヤニヤ笑いながら。『ああっ!』て思ったらやっぱりそうなった。大いに反省してほしいです」と報道陣を通して叱責されていた。

 だがこの日、津森は試合前に「きのうまでが前半戦。きょうから後半戦です」と心機一転。前夜は小学生時代によく聞いた「Aqua Timez」の「プルメリア ~花唄~」を聞いて「歌詞が刺さりました」とささくれだった心を癒やし、気持ちを入れ替えたという。

 2点ビハインドの8回に尾形が登板したが、2死満塁のピンチを招くと、小川に左前2点打を献上。決定的な2点を奪われた。

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