【日本ハム】清宮幸太郎が今季最長の5試合連続安打「もっともっと良くなる」

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2024.7.28(日) 06:41

7回、中前適時打を放ち、ポーズをつくる日本ハムの清宮(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 日本ハム1―3西武(27日・エスコンフィールド)

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(25)が27日の西武戦(エスコン)で唯一の得点となる中前適時打を放った。7回に代打で登場し、西武のドラフト1位左腕・武内から反撃打。前半戦の勢いそのままに、直近5試合で打率7割1分4厘、今季最長の5戦連続安打をマークした。チームは後半戦初黒星を喫し、22年7月以来となる6連勝を逃した。

 痛烈な打球が二遊間を襲った。日本ハム・清宮は「チャンスだったので走者をかえすことだけを考えた」と防御率1点台の武内から反撃の適時打。連続安打を5試合に伸ばし、気迫の表情でうなずいた。

 指揮官の期待に一振りで応えた。0―3の7回2死一、二塁から代打で登場。対左投手ながら「右打者が打ちづらそうだった」と新庄監督に送り出され、カウント3―1から甘く入った145キロ直球を仕留めた。「球が急に出てくる感じでタイミングは取りにくかった。それでもうまく対応できた」と初対決のルーキーに1打席でアジャストした。

 気温の上昇とともにキレが増してきた。今季は左足関節の捻挫で出遅れたが、21日の前半戦最終戦を2打席連続アーチで締めるなど状態は上向き。「思い通りに体もバットも動かせるようになってきた」と直近5戦は打率7割1分4厘(14打数10安打)の猛打ぶりだ。

 後輩の姿が刺激になっている。母校・早実が西東京大会で甲子園に王手。夏の決勝進出は自身が高3だった17年以来だ。今カード中には後輩の西武・野村大と「差し入れミーティング」を実施。高額になろうが「全然大丈夫」と太っ腹な一面を見せ「本当に楽しみなんです。勝ってほしい。甲子園を1回でも味わってほしい」と願う。日大三との決勝は28日。“エール”を送るように、決戦前日に快音を響かせた。

 チームの連勝は5で止まったが「向上心を持っていきたい。今を維持しようとしても衰退していく。もっともっと良くなる」と背番号21。勝負の後半戦。遅れを取り戻すべく打ちまくる。

(堀内 啓太)

 〇…5月に支配下登録された柳川大晟投手(20)が本拠地デビュー戦で1回完全投球を見せた。地元・大分から2日連続で家族が駆けつける中、8回にマウンドへ。新庄監督に「リリースポイントが合うから」と助言されて取り入れたクイック投法を実践し、最速154キロの直球とフォークで2奪三振。九州国際大付出身の高卒3年目右腕は「(投手陣で)一番下なので1試合ダメなら危ない。集中して投げていきたい」と誓った。

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