ソフトバンク・山川穂高 (C)Kyodo News

◆ 「とんでもなかったです。バッティング練習より飛んだ」

　エスコンフィールドで行われた「マイナビオールスターゲーム」の第1戦は、終盤得点を積み重ねたものの、2回に球宴記録となる9点がパ・リーグに重くのしかかり、6-11で敗戦を喫した。

　23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、8回に3ランホームランを放ち敢闘選手賞をゲットしたソフトバンクの山川穂高に着目した。

　3－11と大量リードされながら、一死一・三塁のチャンスで打席に入った山川は、セ・リーグ6番手・広島の栗林良吏の投じた真ん中高めの150キロストレートを一閃。打球はピンポン玉のようにエスコンフィールドのレフト上段まで飛んで行き、一塁ベンチ前でお馴染みの“ドスコイ”パフォーマンスでファンを喜ばせた。

　まず解説として出演した野村弘樹氏は「とんでもなかったです。バッティング練習より飛んだんじゃないかと思います」と感嘆。するとMCを務めた高木豊氏が「エスコンで1番飛ばしたんじゃない」としながら「もう完璧すぎて悲しいって本人が。それと昨日食事をみんなでして、小久保（裕紀）監督に初めてアドバイスをもらって、結果がすぐ出せて嬉しかった」とのエピソードを披露しつつ「でもやっぱりシーズン中に取っておきたかったんでしょうね」と心中を察すると、野村氏も「打った後のあの苦笑いは今日じゃない、そんな感じのホームランに見えました。それぐらい完璧でした」と同意した。

　続けて「だけど やっぱりオールスターに出ると、いろんな人と話をして、それがちょっとしたきっかけになったりとか」と球宴ならではシーンにフォーカス。もう一人の解説者の坂口智隆氏も「技術的なことのひらめきもあったり、試してみたいことも出てきたりするんで。それが結果になりましたね」と頷くと、野村氏も「他球団の仲間と会うっていうところでは、収穫の場所でもありますよね」と意見交換の場の一面もあると説いた。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』