【オリックス】4年ぶりにベルーナD先発の左腕が勝利呼ぶ快投!過去4戦防御率12・38の鬼門で6回1失点「ちょっと成長できたかな」
スポーツ報知
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2024.7.17(水) 05:00
◆パ・リーグ 西武1-2オリックス(16日・ベルーナドーム)
オリックス・中嶋監督にとって、収穫多き1勝だったに違いない。「何とかしてくれそうな雰囲気は持ってます」。延長10回に勝負を決めたのはプロ6年目の太田。チームトップの31打点、得点圏打率4割4厘の勝負強さをたたえ、同時に「まだ、早いっすね…」とさらなる成長を求めた。
「完全にこう、忘れた頃だと思うので」と田嶋を4年ぶりにベルーナDで先発させた。過去、通算4試合で1勝3敗、防御率12・38と苦しんできたマウンド。「昔と今じゃ180度、自分は違う。ちょっと成長できたかな、という風に思った」と左腕も抑えることに集中した。5勝目はつかめなかったが、6回を1失点。力投にも十分な意味があった。
敵地で20年9月9日を最後に登板がなく、過去3年は変則的にローテーションを組むこともあった。中嶋監督は「何があれだったのか、原因が分からないですけど。一つずつ、こうしてやっていけたらいい」と期待。壁を乗り越え、制限が解除される日も近そうだ。
チームはまた、勝率5割復帰へ王手をかけた。指揮官は「ほんと、中継ぎ全部が頑張ってくれています」とねぎらいの言葉も忘れなかった。7月に疲れが出るどころか、救援陣の防御率1・07はリーグ断トツ。後半戦へ向け、価値のある燃料を積んだ。(長田 亨)
〇…オリックス・ペルドモが移籍初勝利を手にした。9回に4番手で3人斬り。太田の勝ち越し打で白星が転がり込み「すごくうれしい気持ちでいっぱいです。普段とは違う、何か食事をしたいです」と満面の笑みを浮かべた。昨年はロッテで最優秀中継ぎに輝き、5月末に加入が決定。8試合で防御率1・13と故障者の多いリリーフ陣を支えている。パドレス時代の成長期を知る中嶋監督も「いい仕事をしているということ」とうなずいた。
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