「子どもと遊んだりしているといい意味で野球のことを忘れられる」楽天2児のパパが3位死守弾

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2024.7.15(月) 06:00

笑顔でポーズを決める小郷

◆パ・リーグ 楽天4―2西武(14日・楽天モバイル)

 3位を死守する一撃だった。楽天の小郷が2―2の8回無死一塁から決勝の6号2ランを放った。「いい打球が飛んだけど、入るとは思わなかった。入ってくれてよかった」。6月29日の西武戦(楽天モバイル)以来の一発。その時と同じ隅田に痛打を浴びせた。

 6月は勝負強い打撃で交流戦初Vに大きく貢献。モチベーションとなっているのは、2人の娘の存在だ。2児のパパは「子どもと無邪気に遊んだり、お世話をしているといい意味で野球のことを忘れられる」。疲れ切って寝ている朝にも「パパ起きて」と手を引っ張られて、起こされることもあるという。だが、そこで湧き上がるのは、子供たちのためにも「頑張ろう」という気持ちだ。ふれあいが力の源となっている。

 同一カード3連勝は交流戦の巨人戦以来で、パの球団相手には今季初。オールスター前最後のホームゲームで勝率を5割に戻した。日本ハムも勝って3位に並んできただけに、値千金の一振りだった。今江監督は「僕自身もあんなバッターになりたかった」と小郷を絶賛し、「3投手(武内、今井、隅田)相手に粘り強く勝てたことはチームとして非常に自信になる」。勢いそのままに、15日からのエスコン決戦で日本ハムにも3タテを食らわせる。(太田 和樹)

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