◆パ・リーグ　ロッテ６―０オリックス（１３日・ＺＯＺＯマリン）

　オリックス・中嶋監督が苦り切った表情で繰り返した。「痛い、痛い。めちゃくちゃ痛い。こっちのミスです」。５連勝後の２連敗で５位に転落。初回のチャンスを手放すと、流れは戻ってこなかった。

　今季初めて１番に入った大里が二塁打。太田の右前打で、やや迷ったような走塁になった。三塁ストップか、本塁突入か。三本間で挟まれ、タッチアウトとなった。続く西川の中前打で１死一、三塁としたが、森は併殺打。先頭から３連打を浴びせながら０点に終わり、三塁コーチの梵内野守備走塁コーチは「アウト（挟殺）は僕の責任。僕の指示ミスなので」と受け止めた。

　結果的に種市を８回までスイスイと泳がせ、２試合連続の完封負け。中嶋監督は「ズルズルといかないように。打者は切り替えて。もう、それしかないですから」と強調した。ロッテには全５カード負け越しの２勝９敗１分けで、一昨年の１６勝９敗、昨年の１５勝８敗２分けから一転して白星配給状態。早急に断ち切り、再反攻に出たい。（長田　亨）

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