「なかなか打球が上がらないなって感じだったんで。よかった」日本ハム・清宮が延長10回ようやく今季1号

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2024.7.10(水) 06:00

1号2ランを放ってポーズを決める清宮幸太郎(カメラ・上村 尚平)

◆パ・リーグ 西武1―4日本ハム=延長10回=(9日・ベルーナドーム)

 低く沈んでくるカーブを、日本ハム・清宮は力強くすくい上げた。高く上がった打球がバックスクリーンに飛び込む。延長10回、1点を勝ち越しなお2死二塁、松本から放った今季1号2ランは自身通算50号。ようやくの一発に「なかなか打球が上がらないなって感じだったんで。よかったです、一本出て」と笑った。

 今季はキャンプ前の左足関節捻挫で出遅れ、開幕には間に合わず。4月19日に初昇格したが、不振で5月6日に抹消された。6月の再昇格後もベンチスタートも多かった。第1打席の右中間二塁打は13打席、10打数ぶりの安打。「全部の打席の感じがすごくよかった」と、ようやく手応えを得た。

 不振の中でも3番で起用した新庄監督は「角度が本来の彼の角度になってきていた」。チームも連敗を4でストップ。遅れてきた大砲が、巻き返しへの起爆剤になる。(山口 泰史)

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