【オリックス】東北パワーで逆襲だ 青森での初戦は秋田・明桜高出身の左腕 第2戦は盛岡出身の2年目右腕が凱旋先発
スポーツ報知
- ニュース
2024.7.2(火) 05:00
オリックス・斎藤響介投手(19)が1日、地元がい旋登板をつかみ取った。岩手・盛岡中央高から入団した2年目右腕。6月23日に出場選手登録を抹消されたが、3日の楽天戦(盛岡)で先発する見通しとなった。
球団としても16年以来となる盛岡での公式戦。斎藤は「投げたいなっていう気持ちはありました」と顔をくしゃくしゃにした。今季は6月8日の巨人戦(東京D)でプロ初勝利。試合会場のきたぎんボールパークは未経験だが、「(岩手は)みんなが優しかったり、落ち着く感じがある。高校から成長した姿とかを見せたい」と、応援に駆けつける恩師の奥玉監督、両親や友人らにも好投を披露するつもりだ。
チームはこの日、2日の楽天戦へ向けて弘前へ移動。7年ぶりとなる青森での一戦には、秋田・明桜高出身の曽谷が先発する。今季3戦3勝の楽天キラーも「弘前は初めてです。しっかり自信を持って、腕を振って投げていきたい」と快投を思い描いた。
今季は球団創設20周年の楽天が東北全県で1軍公式戦を主催。オリックスは秋田での5月8日に続く2、3戦目となる。秋田ではエース・宮城が左大胸筋を負傷するアクシデントに見舞われたが、今回は2日から合流予定の大里、杉沢もそれぞれ岩手、秋田出身。秋田出身の中嶋監督による親心に応えられるかも注目だ。借金5の5位でスタートする7月。ホーム顔負けの「東北パワー」で逆襲を開始する。(長田 亨)
◆曽谷 龍平(そたに・りゅうへい)2000年11月30日、奈良県生まれ。23歳。明桜高から白鴎大を経て、22年ドラフト1位でオリックス入団。通算19試合登板で5勝5敗、防御率2・98。182センチ、80キロ。左投左打。今季年俸1600万円。
◆斎藤 響介(さいとう・きょうすけ)2004年11月18日、岩手県生まれ。19歳。盛岡中央高から22年ドラフト3位でオリックス入団。通算登板6試合で1勝1敗、防御率1・65。177センチ、72キロ。右投右打。今季年俸600万円。
◆大里 昂生(おおさと・こうせい)1999年7月7日、岩手県生まれ。24歳。盛岡大付高から東北福祉大を経て、21年育成ドラフト3位でオリックス入団。23年4月に支配下登録。通算出場5試合で2打数無安打。178センチ、76キロ。右投左打。今季年俸500万円。
◆杉沢 龍(すぎさわ・りゅう)2000年6月2日、秋田県生まれ。24歳。東北高から東北福祉大を経て、22年ドラフト4位でオリックス入団。通算出場7試合で9打数1安打。175センチ、80キロ。右投左打。今季年俸900万円。
関連ニュース
・【オリックス】痛恨…打撃好調・西野真弘が登録抹消 前日に右太もも裏負傷 山下舜平大らも
・【オリックス】山下舜平大、プロ初登板のZOZOで海風に苦戦 今季最短3回3失点「技術不足」
・【オリックス】山下舜平大、3回3失点KO…5度目先発も今季初勝利遠く チームは5位後退
・【オリックス】打率3割4分の好調男が右太もも裏の張りで負傷交代…三塁内野安打で痛める
・【オリックス】山下舜平大、初登板ZOZOの洗礼浴びる…風速13メートル 今季最短3回3失点で降板