【オリックス】今日にも自力V消滅 中嶋聡監督「投手の守備がまともだったら」2年目左腕の失策絡み首位ソフトバンクと14・5差 

スポーツ報知

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2024.6.26(水) 05:00

6回、バント処理で悪送球を犯した曽谷(右、カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス2―7ソフトバンク(25日・京セラドーム大阪)

 オリックスが26日にも自力優勝の可能性が消滅する危機に立たされた。「投手の守備がまともだったら、もっともっと競った試合になっていたと思う」。結果として痛かったのが先発・曽谷のミス。中嶋監督は6回のシーンに目を向けた。

 無死一塁で今宮が投前へバント。一塁送球は大きくそれ、右翼・森のカバーも間に合わないほど。周東に続き、今宮の生還まで許す「2ラン悪送球」で流れを失った。5回まで1失点で粘っていた2年目左腕は「もう自分のミス。凡ミスです」と責任をかぶった。

 球団史上最大差の逆転優勝を果たした22年の11・5差は既に超えてしまっているが、この日ついに、デッドラインに並んだ。首位ソフトバンクとの直接対決に敗れ、その差は、プロ野球史上最大ゲーム差の逆転Vを果たした西鉄(1963年)の14・5差と同じ。リーグ4連覇を目指すチームが“危険水域”に足を踏み入れた。

 数字上の後退は許されなくなったが、中嶋監督は「プラスに考えるしかない」と太田、西川、紅林、森の4連打で有原から2点を奪った7回の攻撃を収穫とした。せめてもの救いは、3位・日本ハムとは3・5差と射程圏であること。このまま沈むのは寂しい。(長田 亨)

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