【ソフトバンク】山川穂高、好調時の打球が「バキューン」なら不調時は?…スランプ脱出へ「ベストな準備」

スポーツ報知

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2024.6.20(木) 14:37

ロングティーに励む山川(カメラ・田中 昌宏)

 ソフトバンク・山川穂高内野手が20日、スランプ脱出を誓った。21日のロッテ戦(北九州)から再開するリーグ戦に向けて、みずほペイペイで全体練習。交流戦は打率2割3厘、0本塁打、3打点。ここまで21試合、89打席でアーチが生まれてない主砲だが、明るい表情でフリー打撃などをこなした。

 山川は好調時の打球を「バキューン」と表現した。

 「バキューンという打球が出ないとダメなんですよ。相手の内、外野手が一歩も動けないような。それが出そうな感じが全くなかった。バッティング練習から試合を含めて、厳しいだろうなとは思ってた。その中でも試合に出て、やらないといけないので」

 不動の4番打者。経験豊富なだけあって、自身の好不調の波も俯瞰(ふかん)して見ることができていた。その波の谷間に難破船のように沈んでいた交流戦。打球を擬音語で

 「“ペシャ”ですね」

 と振り返った。

 世間的には何となく「一本出たらガラッと変わるんじゃないの?」と思う向きもあるだろうが、そこを否定する。

 「1軍に上がってきた(ばかりの)選手で、ポ~ンと一本でたらガガーンって乗る人もいますけど、そういう年でもないので」

 根拠のない好結果では、浮上のきっかけにならないと言うのだ。

 「修正点は整理してちゃんと今日(練習を)やったので、そういう意味ではベストな準備をしたかな。今、練習で良くなってると信じてやってることが、試合で明日、あさってとヒットやホームランになって、それが何日も続いた時に、確信が持てて。そこから上がってくると思う」

 3月29日の開幕戦(対オリックス=京セラD)で宮城から移籍初本塁打を放ち、11試合ノーアーチだったが、4月13日の西武戦(ベルーナ)で2打席連続満塁本塁打の離れ業を演じてトンネルを抜けている背番号25。人事は尽くした。

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