交流戦18戦67点の楽天は19年ソフトバンクを下回る最少得点V クリーンアップの本塁打1も最少

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2024.6.17(月) 05:20

球場に残ったファンはソフトバンク敗戦を見届け交流戦初優勝を喜ぶ(カメラ・頓所美代子)

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天5―3広島(16日・楽天モバイル)

 楽天が球団創設20年目で初の交流戦優勝(最高勝率を含む)を決め、賞金3000万円を獲得した。ソフトバンクに同率で並ばれての最終戦。相星なら得失点率差(TQB)決戦となる可能性もあったが、広島に5―3で勝って13勝5敗とし、1時間遅く試合が始まったソフトバンクが阪神に敗れて、Vが決定した。今季から指揮を執る今江敏晃監督は、史上最年少の40歳で頂点に導いた。パ・リーグ球団の優勝は21年のオリックス以来。

 ▼最少得点V 楽天は18試合67得点。交流戦Vチームでは19年ソフトバンクの75得点を下回り、最少。

 ▼同一カード3連勝2回 楽天は阪神と巨人から3連勝。15年の18試合制以降のVチームで同一カード3連勝2度は06年ソフトバンク、22年ヤクルトに次いで3チーム目。

 ▼クリーンアップの本塁打1 最終戦で4番の鈴木大が本塁打。最終戦までは3、4、5番のクリーンアップの本塁打が0。この日の一発で計1本としたが、交流戦Vチームでクリーンアップの本塁打1は最少。これまでは14年の巨人の5(3番=0、4番=3、5番=2)だった。

 ▼借金チームのV 楽天は交流戦前は18勝26敗1分けの勝率・409。交流戦の快進撃で通算31勝31敗1分けの勝率・500とし、8あった借金を返済。15年以降で交流戦前に借金のあったチームのVは18年ヤクルトに次いで2チーム目。借金を15年以降の交流戦ですべて返済したのは楽天が初。(恩田 諭)

※Vチームは最高勝率チームを含む。

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