【楽天】接戦落としまたも交流戦Vへ足踏み マジック「2」のままでTQB決着も現実味

スポーツ報知

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2024.6.15(土) 19:00

試合終了、引き揚げる楽天ベンチの今江敏晃監督(左)ら(カメラ・頓所美代子)

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天3ー4広島(15日・楽天モバイル)

 楽天は先発したドラフト1位ルーキー・古謝樹投手が、6回9安打4失点と粘投。7回に3連打などで3点を返し猛追したが、届かなかった。

 今江敏晃監督は「4点ビハインドの中、何とか粘りは見せたんですけど、序盤に0―4っていうのは重たくなりました。古謝はしっかり役目を果たしてくれたと思います」。古謝は「指にかかっていないボールだと、入れにいった球が痛打されている場面が多かった。指にかかったとき空振りが取れている場面もあったので、それは今の課題として、次につながるようにしっかりやりたい」と振り返った。

 デーゲームだった試合終了時点で交流戦Vのマジックは「2」で足踏み。仮に2位ソフトバンクがナイターで勝つと、最終戦を残し12勝5敗で並ぶ。いずれにしても、優勝の行方は最終戦の結果次第となるが、最終戦でも勝敗が完全に並んだ場合、直接の対戦成績が最初の条件となるが同一リーグのため対戦なし。その場合はTQBでの決着となる。

 TQBはNPB公式サイトで(得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング)と表現されているが、簡単に言えば1イニングの平均得点から1イニングの平均失点を引いた数字。この数字が大きい方の勝利となる。ちなみに楽天は15日の試合終了時点で「0・128」。ソフトバンクは14日終了時点で「0・116」とわずかに楽天がリードしているが、最終戦の勝敗はもちろん得失点が優勝を左右する可能性が出てきた。

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