◆日本生命セ・パ交流戦　日本ハム９―４中日（１３日・エスコン）

　日本ハムの山本拓実投手（２４）が、昨年６月の加入後、初勝利を挙げた。２―４の６回に３番手で登板。１イニングを無失点に抑えた。その裏に味方が３点を奪って逆転。２２年４月２４日の巨人戦以来、７８１日ぶりの白星を手にした。日本ハムの選手として、初のお立ち台に「最高です！」と２度絶叫した。

　１８年のプロ入りから約５年半プレーした古巣・中日との初対戦。「力は入るもんだと思って、その中で力を抜いて投げようと」。ともに汗を流した選手も多くいる、思い出深い相手から挙げた勝ち星に、「自分を育ててくれた球団。不思議な縁みたいなのはあるなと」。そう喜びをかみ締めた。

　試合後には試合を締めた田中正義から、ウィニングボールを手渡された。「結婚して初めての勝ち投手。妻に渡したい」。昨年１２月に結ばれた愛妻へ、本拠地のマウンドで最高のプレゼントを届けた。

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