【オリックス】中嶋聡監督が本塁クロスプレーの判定に激怒「完全にタッチで手が上がってる」連勝7でストップ

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2024.6.14(金) 05:00

4回1死二、三塁、梅野隆太郎の遊ゴロを紅林弘太郎が本塁に送球、三塁走者の原口文仁(右)が生還、野選となり阪神が先制する(捕手は若月健矢)(カメラ・渡辺 了文)

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス0―5阪神(13日・京セラドーム大阪)

オリックスは今季9度目の完封負けを喫し、連勝は「7」でストップ。3年ぶりの交流戦優勝が厳しくなり、中嶋聡監督(55)は先制点を与えた判定に異議を唱えた。オリックスの阪神との交流戦通算成績は、35勝33敗3分け。

 渡した主導権は戻らなかった。連勝が7で止まり、オリックス・中嶋監督が目をつり上げた。「紙一重ですか。完全にタッチで手が上がってるでしょ」。分岐点としたのが4回1死二、三塁。梅野の遊ゴロを紅林が本塁へ送球した場面だ。

 クロスプレーとなり、判定はセーフ。「完全にノーベースですよね。誰が見ても。原口選手が一番、分かってるんじゃないですか」と手がベースに触れていないと主張した。リプレー検証でも覆ることなく、先制点を献上。先発の田嶋は木浪、森下に連続二塁打を浴び、一気に4点を失った。

 1日の中日戦(京セラD)では相手の守護神・マルティネスの投球について「完全にボークでしょ」と指摘。この日は結果的として勝敗を分けたシーンだっただけに「負け惜しみでも何でもなく、今回は言います」と全く納得がいかない様子だった。

 打線は「元オリ」の西勇に封じられ、今季9度目の完封負けを喫した。どの打順でもこなす中川が左太もも負傷で離脱。3番定着を目指す太田も下半身のコンディション不良で欠場し、まずは回復を優先させることになった。「万全だったらみんな(試合に)出ている。いろいろあるということですんで」。14日も敗れれば、3年ぶりの交流戦優勝が消滅。看板である森が復帰しただけに、尾を引かないことが大事だ。(長田 亨)

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