【オリックス】中嶋聡監督、1点リードの9回に1軍3試合目の2年目右腕抜てきもプロ初黒星 「練習不足というか、力不足」と悔し涙

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2024.6.2(日) 05:00

東晃平が危険球退場となり、確認する中嶋聡監督(左)(カメラ・谷口 健二)

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス1―2中日(1日・京セラドーム大阪)

 抜てきの結末は残酷だった。オリックスは先発・東の危険球退場から救援陣が無失点でつなぎ、迎えた1点リードの最終9回。3連投をさせないチーム原則で、勝ちパターンの本田とマチャドの起用は見送られた。「球の力とフォーク。何とか期待したんですけど」。中嶋監督が送り込んだ才木が、救援失敗でプロ初黒星を喫した。

 5月24日に育成から支配下登録され、1軍では3試合目の登板。先頭からの4連打などで2点を失い、土壇場で逆転された。「練習不足というか、力不足。その言葉に尽きると思います」。抑えていればプロ初セーブ。ベンチで悔し涙を流した2年目右腕を、指揮官は「攻める気持ちで、引かずに。ビビってたら、後ろの方では投げられないので」と責めなかった。

 看板打者の森が離脱し、紅林も体調不良で球場に姿を見せなかった。「どんな形でも点を取らなきゃいけないところで、取れなかったのが敗因かなと思いますけど」。4、5、6月と3か月連続で黒星スタートとなり、打線の奮起も不可欠とした指揮官。突き抜ける白星がほしい。(長田 亨)

 ○…中嶋監督が中日・マルティネスの投球モーションに異議を唱えた。1点を追う9回に先頭の太田が右前打で出塁。その後の投球について「完全にボークでしょ。あれを許すと何でもアリになる」と、静止していないと主張した。続く中川は結果的にやや立ち遅れる形となり、二直併殺でチャンスがつぶれた。「全く一つも止まってない。いい加減、そこだけは(ルールの徹底を)ちゃんとやるべき」と強調。なおも「そこだけはかみつきたい」と怒りが収まらない様子だった。

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