【日本ハム】加藤貴之投手が対DeNA戦での初勝利を目指す

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2024.6.1(土) 09:55

1日のDeNA戦に向けて本拠地で調整する日本ハム・加藤貴之(右は加藤武治コーチ)

 日本ハム・加藤貴之投手(31)が1日のDeNA戦(エスコン)で、先発する。前回登板の5月25日楽天戦で今季2度目の完封勝利を挙げるなど現在2連勝中の左腕は、約1年ぶりの3連勝と対DeNA戦での初勝利を目指す。

 日本ハム・加藤貴は自身3連敗中のDeNAとの対戦を翌日に控えた5月31日、キャッチボールやランニングなどで汗を流した。7回無失点と好投した5月11日のロッテ戦以来の登板となるエスコンのマウンドの感触も入念に確認。左腕は「変わらず、初回から全力で頑張りたい」と意気込んだ。

 今季はここまで3勝4敗。開幕から3連敗と出遅れたが、以降は3勝1敗、3試合連続で無四球継続中と本来の姿を取り戻しつつある。前回登板となった5月25日の楽天戦では9回4安打で今季2度目の完封勝利。自身2度目となる100球未満での完封、通称「マダックス」の達成にはあと一歩に届かなかったが、わずか101数で9回を投げきった。「(疲れは)そこまでない。しっかりトレーナーさんにも診てもらってるので大丈夫」と、状態の良さを強調した。

 2016年の入団後、対DeNA戦は5試合に先発している。17年の初登板は6回3失点、18年は3回4失点で連敗。勝ち負けがつかなかった19、22年を挟み、昨季も8回2失点で黒星を喫している。通算防御率は5試合で3・67と苦戦が続く上、今季の相手打線は日本球界に復帰した筒香、昨季首位打者の宮崎ら強打者が並ぶが「12球団一緒。しっかりとキャッチャーと対策を練りたい。(交流戦でも気持ちは)変わらない」と平常心でマウンドに上がるつもりだ。

 チームは好調が続き、首位・ソフトバンクの背中が見える位置で6月初戦を迎える。背番号14は「チームも勝っている。ローテーションを守ることが大事だと思うので、そこは頑張りたい」と、昨年5月19日以来の自身3連勝と31歳ラスト登板へ向けて腕をまくった。(島山 知房)

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