交流戦開幕を前に、お祭り男の血が騒いだ。日本ハム・新庄剛志監督（５２）は２７日、現役時代に大暴れした甲子園を舞台に戦う２８日からの阪神戦に向け、サプライズを予告した。自身のインスタグラムで打撃が得意な先発・山崎の安打集動画を載せ「福也君が４打数４安打打ってくれるでしょ～。何番打たせようかな！？」などと投稿。「めちゃくちゃ楽しみ。今年は３連勝を狙いにいきますよ」と自信を見せた。

　就任１年目の２２年、甲子園での交流戦で阪神に３連敗を喫した屈辱を晴らす。当時は「トライアウト時期だったから」と手探りの戦いだったが、今季は２５勝１８敗２分けでリーグ２位。自信を胸にセ・リーグ首位の阪神に挑む。

　必勝ローテとして２８日から山崎、伊藤、北山を予定。セの本拠はＤＨ制ではなく投手の打撃も勝敗のカギとなる。山崎は日大三３年センバツで大会最多タイ１３安打。プロでも打率２割７分３厘をマークするだけに「３番もありうる。６番とか」と不敵な笑み。さらに「バントだけじゃ面白くない。昨年、バスターエンドランもしたし」と積極的に仕掛ける構えだ。シャウエッセンにかけて自ら命名した“ビッグシャウ打線”に投手を加えた多彩な攻撃で「ぐっちゃぐちゃにしてやろうかな」と岡田監督を翻弄（ほんろう）する。

　「甲子園に育ててもらった。阪神ファンを超える球団は世界でもないんじゃないかな。それも楽しみです」。就任３年目。監督として成長した姿を阪神ファン、そして甲子園に見てもらう。（阿見　俊輔）

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