◆パ・リーグ　楽天３―２日本ハム（２６日・楽天モバイル）

　日本ハムは２６日、楽天戦（楽天モバイル）に敗れ連勝は２で止まった。４回から２番手で登板した畔柳亨丞投手（２１）は、２回を投げ１安打無失点の好投。２２年９月の初登板以来となる１軍マウンドで、成長した姿を見せつけた。

　リードを許した展開の中で、テンポよくアウトを重ねた。最速１４９キロの真っすぐに、カーブ、スライダー、フォークを織り交ぜたピッチング。「思ったよりも緊張しなかった。子どもになった気分。小さいときこういう１軍の舞台を見てたなという気持ちで投げることができたので、楽しんで投げられたと思います」と笑顔で振り返った。

　同期の活躍にも、冷静に足元を見つめている。この日先発した柳川、福島らは２１年ドラフトの同期。「福島はずっと抑えているんで、シンプルにすごいなというのは思いますけど、自分は自分。そこはあんまり見すぎず、自分のやるべきことを明確にしてやっていきたい」。言葉通り、与えられた役割を完璧に果たした。

　新庄監督も「落ち着いてましたね。ボールよかった。畔柳くん先発でもいいんじゃないかなっていうくらい。テンポ良かったしね」と絶賛。１軍で結果を積み重ね、自らのポジションを確立していく。

（山口　泰史）

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