【日本ハム】野村佑希、延長10回サヨナラ呼ぶ三塁打で執念の雄たけび「爆発しました」

スポーツ報知

  • ニュース

2024.5.23(木) 06:00

10回無死三塁、サヨナラ犠飛を放ち祝福される田宮裕涼(中=カメラ・越川 亘)

◆パ・リーグ 日本ハム5×―4オリックス=延長10回=(21日・エスコンフィールド)

 日本ハム・野村佑希内野手(23)がサヨナラ勝ちを呼び込む執念の一打を放った。同点で迎えた延長10回。先頭で元同僚の井口と対決し、初球のカットボールを強振した。高く舞い上がった打球は中堅手の頭上を越える三塁打。ベースに到達すると、ため込んでいた思いを全て出し切るように雄たけびをあげた。

 「入り込んでましたね。いろいろあったので、いろいろ爆発しました。(あとで)我に返ってちょっと恥ずかしかったです」

 今季は打撃不振による2軍降格も味わい、開幕から41試合で1軍出場は19試合。いまだ打率1割台と苦しむ男が見せた闘志に、ナインは奮い立った。気迫あふれる姿を見た新庄監督も「うれしい。(普段)感情出さないのよ。相当(精神的に)追い込まれてたと思うし、出場機会も減ってきてのあの一打。あれがなかったら勝ちもなかった。本人が一番燃えてたんじゃないかな」と背番号5を絶賛。「ああやってガツンと一発で仕留めてくれる野村くんが戻ってきてくれたら、またかなり(選手)層も厚くなってくる。夜あんまり寝れなくなるね。いい悩みが増える」とうなずいた。

 指揮官の言葉を伝え聞いた野村は「頑張ります。しっかり気持ちを入れていけるように」と自らに言い聞かせ「毎日試合はある。今日は今日、明日は明日で切り替えて。これがいい方向に行けばいいなと思います」と復調のきっかけにすることを誓った。

関連ニュース

【日本ハム】今季4度目のサヨナラ勝ち 延長10回に野村佑希の三塁打から田宮裕涼が左犠飛
【日本ハム】福島蓮のプロ初勝利消え球場騒然…4点リードの8回に堀が満塁被弾
【日本ハム】山崎福也が打撃練習でナイン驚嘆の柵越え6発 2階席弾も披露 交流戦の打率目標は「3割」
【日本ハム】水谷瞬、再昇格初日に同点打含む2安打でお立ち台 新庄監督からは試合後「ありがとう」
【日本ハム】新庄監督、SNSでの予告スタメン的中に「準備をさせるのが大事」「選手がすごいとしか…」

記事提供:

スポーツ報知