【オリックス】オリ髭投票2位のワイルドイケメンが決めた 10回自身4度目のサヨナラ打でチーム救った

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2024.5.20(月) 05:00

10回2死一、三塁、宗佑磨が中堅へサヨナラ安打を放ち、チームメートから水を浴びせられる (カメラ・豊田 秀一)

◆パ・リーグ オリックス3×―2楽天=延長10回=(19日・京セラドーム大阪)

 女性にも男性にも高い人気のヒーローが、おいしいところを持っていった。「うれしかったです。うれしくて次にホッとして…という感じです」。オリメン投票6位、髭(ひげ)が似合う選手を決めるオリ髭投票で2位。オリックス・宗佑磨内野手(27)が今季3度目、自身では4度目のサヨナラ打を放った。2―2の延長10回2死一、三塁で中前打。酒居の直球をたたき、7カードぶりの勝ち越しへ導いた。

 平野佳が2点リードを追いつかれた9回。その裏の攻撃では2度のバント失敗から空振り三振。それでも、10回1死では鈴木大の難しい三ゴロをアウトにし「次の回に(打席が)回ってきたら、あるかもしれない」と静かに好機を待っていた。

 31日からの中日3連戦(京セラD)で「オリ髭デー」開催とあり、この日の試合前には「オリ髭投票」の結果が発表され、ゴンザレスに次ぐ「銀メダル」に輝いた。20年から本格的に蓄え始め、口元と顎でマイハサミとバリカンを使い分けるこだわり。「髭を剃るのはパンイチになるぐらい恥ずかしい」と体の一部とし、プレーでも格好良く決めた。

 正三塁手として昨季まで3年連続ゴールデン・グラブを受賞。メンタル面で支えてくれるのは、かつて1、2番を組んだ福田で「結果に一喜一憂せず、どういう取り組みをしてきたかが大事」との先輩の言葉も財産だ。チームは楽天をかわし、4位再浮上。絵になる男も欠かせない。(長田 亨)

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