日本ハム・新庄剛志監督（５２）が２８日からの古巣・阪神戦（甲子園）に胸を躍らせた。開業１００周年を迎える聖地に、今年は交流戦で２年ぶりにがい旋。就任１年目は満員の敵地で３連敗を食らっただけに「甲子園１００歳でしょ？　オレ今年（監督）最後かもしれんしね。かみしめながら戦いたいと思います」と決意した。

　指揮官にとって甲子園は思い出の地。「何が素晴らしいかって阪神園芸さん。あの努力はずっと見てきているので。阪神園芸さんたちはグラウンドの整備だけじゃなくて、試合を真剣に見てくれている。だから（当時は）もうコーチに聞くより阪神園芸さんに『僕、今どうなってます？』って（聞いて）。『もっと背番号をファンに見せてほしいね。ちょっと（背中が）丸くなっているよ。（背番号）５番がシワシワになっているから真っすぐ立ったら？』ってアドバイスを受けて、そうなんだ、って。（現役時に打席でバットを高く上げるルーチンは）そこから始まったの」と思い出を明かした。

　助言をもらってから２本のホームランを放ったといい「その（ＨＲの）景品を全部アドバイスくれた方にあげに行ったら『そんなのいらんわ。もっとヒット、ホームランをプレゼントしてくれ』って。そういう思い出がありますね。あとはファンからメンタルを鍛えられた場所。そういうヤジの仕方もあるんだって」と笑顔で語っていた。

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