右肘の張りを訴えていたオリックス・平野佳寿投手（４０）と右足違和感などを抱えていた山岡泰輔投手（２８）が、早ければ１４日にファームで実戦復帰する見通しであることが１２日、分かった。今季ワーストの借金４と苦んでいるチームにとって、光明となりそうだ。

　平野佳は１日のロッテ戦（ほっと神戸）で救援に失敗し、１／３回を５失点（自責０）で降板。３日に出場選手登録を抹消され、右肘の回復を優先させてきた。ＮＰＢ通算２５０セーブにも王手をかけている守護神。ブルペンの精神的支柱が、１軍復帰へ前進する意味は大きい。

　セットアッパーの小木田が右肘不調で離脱中。エース・宮城も左大胸筋の筋損傷で１０日に登録抹消され、１か月以上の離脱は避けられない現状だ。平野佳とともに貴重な存在となりそうなのが、先発もリリーフもできる山岡。３月２８日のウエスタン・阪神戦（杉本商事ＢＳ）で８球で降板したが、段階を踏んで実戦復帰のめどを立てた。実績も経験も豊富なＷ右腕が、救世主になる日は近そうだ。

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