【ロッテ】佐々木朗希、宮城大弥と通算5度目の対戦で3勝目…2人で計23Kの投手戦「気持ちはいつもよりも入り、いい集中力で投げられた」

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2024.4.30(火) 22:38

3勝目をあげた佐々木朗希(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス0―1ロッテ(30日・ほっともっと神戸)

 ロッテの佐々木朗希投手が、オリックス・宮城大弥投手とのライバル対決を制した。通算5度目となるマッチアップは7回108球を投げ、4安打無失点で今季最多10奪三振で最速158キロ。宮城も8回115球で5安打13奪三振、1失点の快投で投手戦を演じたが、ホームを踏ませなかった“令和の怪物”に軍配が上がった。今季3勝目を手にした右腕は「今季初めて0点で抑えられたので、これからまだまだ試合があるので状態を上げて頑張っていきたい。次もいい投球ができるよう頑張ります」とうなずいた。

 小雨が降りしきる中、初の神戸のマウンドは苦しい立ち上がりとなった。朗希は先頭・西川に3球連続で150キロ台の直球が外れ、5球目に四球。続く森には左中間へ二塁打を打たれたが、連係プレーで本塁でタッチアウトに。先制は阻止し、何とか無失点で切り抜けた。「立ち上がり、あんまりよくなかったけど守備に助けてもらって、そこから何とか粘りながら投げることができた」。6回まで毎回ランナーを許したが、要所を締めてホームは踏ませなかった。

 お互いに譲らない奪三振ショーとなった。宮城が6回表に3者連続三振を披露すると、その裏には朗希がお返しの2K。7回裏に朗希が再び2個の三振を奪うと、次の8回表には宮城が3度目の3者連続Kで13個目を奪った。毎回の10Kだった朗希は、決め球は全てスライダーとフォークの空振りで決めた。三振数については「今日は宮城のが取ったので、ちょっとなんも言えないです(笑い)」と不敵な笑みを浮かべた。

 ライバル左腕との対決は、過去2勝1敗で、通算5度目。前回(4度目)は左脇腹肉離れによる48日ぶりの復帰登板で3回1失点の負け投手になっていた。この日は「(宮城は)1番いいピッチャーだと思うので、気持ちはいつもよりも入り、いい集中力で投げられた」と、ライバルとの投げ合いを振り返った。

 5回の荻野の適時二塁打で手にした1点を守り抜き、チームは4位タイに浮上した。頼れる右腕に、吉井監督は「春先よりは調子が上がってきた感じ。フォームの力感もそうで、しっかり足が使えるようになってきた感じに見えます」と、うなずいた。

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