延長戦15連敗中の西武に齊藤明雄氏から“打順固定のススメ”「クリーンナップに行ったと思ったら……」

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2024.4.29(月) 06:10

西武・松井監督

◆ 「中心になる若い選手がいない」

 西武は28日、敵地でのソフトバンク戦に2-3で敗戦。先発の隅田知一郎が8回2失点の好投を見せるも、打線が繋がらずに延長戦に突入して今季6度目のサヨナラ負けを喫した。

 この日は初回から先制されるも、打線が3回に一死三塁から内野ゴロの間にフィルダースチョイスを誘い、さらに1点を勝ち越された直後の8回にも犠飛を放つなど2度に渡り追いつく執念を見せる。

 しかしここからすべての回で走者を得点圏に進めるもあと一本が出ず、最後は延長12回に二死満塁から後逸でまさかの幕切れ。15試合ぶりの2ケタ安打を放つも、要所での拙攻が響いて白星を逃してしまった。

 昨季から数えて延長戦15連敗中の西武について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄氏は「投手はしっかり試合を作っているとは思うんですよ。ただ打線があと一本が出ないで相当苦労している」とチームの課題を指摘。

 続けて解決策として「私はね、クリーンナップの3、4、5番は固定した方がいいと思う。その中で(日によって)3番を変えたり、4番を変えたりすればいいと思うんです」とポイントゲッターの役割を明確にすべきとの見方を示した。

 また他にも「これは監督の考えなので仕方ないんですけど」としたうえで、「外崎なんかはクリーンナップに行ったと思ったら、今日は7番打ったり。選手のモチベーションが下がるんじゃないかというのもある」と語り、選手のやるべき事をクリアにできるという意味でも役割分担の重要性を強調した。

 開幕直後こそ好発進したが、度重なる拙攻に延長戦負けで現在はパ・リーグ最下位に位置している西武。特にチーム打率.207はリーグワーストの数字なほか、齊藤氏も「中心になる若い選手がいないんじゃないかな」と語る通り、現状を打破できるような若手打者の到来が待たれている。

 2年ぶりのAクラス入りへ、こうした苦境に立ちあがる打者は誰になるのか。引き続き西武の戦いに注目していきたい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』



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