ソフトバンクの球界最軽量投手が開幕3連勝、身長175センチ、体重64キロ 今季から先発転向

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2024.4.26(金) 05:55

7回を2安打無失点で3勝目を挙げた大津(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ ロッテ0―6ソフトバンク(25日・ZOZOマリン)

 体重64キロの12球団支配下登録選手最軽量男が、でっかくリーグトップタイの開幕3連勝だ。ソフトバンク・大津が7回2安打無失点。直球軌道のチェンジアップ「真っチェ」もワンシームも効果的に決まり、プロ最多の7三振を奪った。「狙って取ったのもありました」。チームは今季2度目の同一カード3連勝で貯金も最多の8。快勝の立役者は、爽やかに前髪をかき上げた。

 新人の昨季は全46試合が救援登板だったが、今季から先発転向。体づくりも見直してウェートトレを始め、筋量が数キロアップした。体脂肪も増やしたのに、身長175センチで体重はなぜか昨季と変わらず64キロ。「何が減ったんですかね」と首をひねる。だが「体重が軽くても長いイニング投げられることを証明できたらいい」と、スタミナ強化は疑いがないところだ。

 2勝目を挙げた14日の西武戦(ベルーナD)から中10日。舞台は、因縁のZOZOだった。昨年のCS第1S、1勝1敗で迎えた3戦目。同点の延長10回途中に登板して“サヨナラ敗退”を喫した。そんな悪夢もこの日の快投で払拭(ふっしょく)したはずだが、貪欲な右腕は首を振った。「安田と対戦してから、ようやくじゃないですか」。痛恨の一撃を浴びた相手は腰痛で2軍調整中。リベンジの機会は次に取っておく。(田中 昌宏)

 ◆大津 亮介(おおつ・りょうすけ)1999年1月13日、福岡県志免町出身。25歳。九産大九州2年春の甲子園でベンチ入りも出場なし。サッカー日本代表DF冨安健洋=アーセナル=と同級生だった。帝京大、日本製鉄鹿島を経て22年ドラフト2位でソフトバンク入り。1年目の昨季は46試合2勝0敗13ホールド、防御率2.43。家族は妻と1男。175センチ、64キロ。右投左打。

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