日本ハムの北山亘基が9回116球7Kでプロ初完封!斎藤雅樹氏は8回後の続投に新庄監督の信頼を語る

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2024.4.21(日) 06:30

日本ハムの北山亘基

◆ 坂口氏「チームとしても締まりますよね」

 日本ハムは20日、本拠地でのロッテ戦に2-0で勝利。先発の北山亘基は、9回116球を投じる熱投の末プロ入り後自身初完投・初完封で今季2勝目を手にした。

 前回登板のソフトバンク戦では6回途中で降板していた北山。迎えたこの日はいきなり先頭に安打で出塁を許すと、盗塁で得点圏に背負う。しかしここで16試合連続安打中と好調だったネフタリ・ソトを空振り三振に抑えてピンチを脱出。

 直後に味方が先制した事もあり、ここからギアを上げると持ち味の丁寧な投球でスコアボードに「0」を並べていく。1-0の8回には松本剛のダメ押し適時打で大きな追加点が入ると、北山は9回のマウンドへ続行。テンポ良く二死を獲得すると、最後は角中勝也を152キロの直球で空振り三振に仕留め、見事な完封勝利を収めた。

 9回116球、4安打・7三振に四死球1つずつの好投でチームを3連勝に導いた右腕に対して、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏は「チームとしても締まりますよね……本当に見事でした」と称賛。

 同じく出演した“平成の大エース”こと斎藤雅樹氏も「今日は1対0で行っててね、ずっと頑張っていた」と接戦をものにした高い集中力を褒めると、続けて「8回で2点差になりましたよね。今の野球だとそこで結構抑えを出すパターンが多いんですけど、新庄監督が最後まで行かせたという所も素晴らしかった」と解説し、本人だけではなく最後まで選手を信じて送り出した監督の采配も同様に称えた。

 北山はルーキーイヤーの22年には開幕投手として登板すると、守護神やリリーフを転々とした後、昨季は先発として6勝を挙げていた。新庄政権1年目にドラフト指名されたまさにチルドレン1期生が、自分を育ててくれた恩師に投球で成長ぶりを示した一戦となった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』



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