【西武】40歳・中村剛也、球団新21年連続本塁打「何とか頑張るだけ」 チームは延長戦11連敗
スポーツ報知
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2024.4.11(木) 05:25
◆パ・リーグ 西武2―3ロッテ=延長10回=(10日・ベルーナドーム)
狙いは絞った。1点を追う9回1死。西武・中村剛也内野手(40)は長打だけをイメージしていた。横山の真ん中高め146キロの速球をフルスイング。きれいな放物線は左翼席上段へと伸びた。一時同点となる今季1号ソロ。「完璧だった?」との問いに「そうですね」と小さい声で答えた。ベテランの起死回生の同点弾も実らず、10回に勝ち越され、23年6月15日の巨人戦(東京D)から続く延長戦の連敗が11に伸びた。
プロ3年目の2004年から毎年、アーチをかけてきた。球団記録となる21年連続本塁打には「そうですか」とかわしたが、松井監督は「毎年いい準備、体調を維持して出てくれている」と評価。試合前の打撃練習では打球を上げて遠くに飛ばすことに腐心している。
今年掲げる目標は開幕前に29本と迫っていた通算500本塁打。「ここ何年も30本打ててないし、しっかり打てるように今は準備しています」と話したのは1月の自主トレ時。暖かくなるにつれて徐々にペースも上がっている。「なかなかいい打撃ができていなかったので、最後にいい本塁打が出たので何とかつなげていきたい。何とか頑張るだけ」。3月の必勝祈願で絵馬に記した目標は「本塁打王」。9年ぶり7度目のキングは決して夢ではない。
◆記録メモ 中村剛(西)がロッテ戦の9回に今季1号の同点本塁打。球団ではプロ初アーチの04年(3年目)から単独で最長となる21年連続本塁打となった。これまでは20年(84~03年)の伊東勤と並んでいた。球団で40歳を迎えてからの本塁打は7本で、野村克也の9本に次いで2番目に多い。なお、連続シーズン本塁打のプロ野球記録は27年の谷繁元信(横浜、中)。
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