【楽天】初の開幕投手・早川隆久が8回途中1失点「白黒つけたい」続投直訴…「たかぴー」「たっちゃん」同級生対決

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2024.3.30(土) 06:25

7回2/3を投げ1失点の好投も負け投手となった楽天・早川

◆パ・リーグ 西武1―0楽天(29日・楽天モバイルパーク)

 初の開幕投手を務めた楽天・早川隆久投手(25)は、7回2/3を投げて6安打8奪三振1失点の好投も、打線の援護がなく0―1で惜敗。白星スタートを飾ることができず「悔しい」と肩を落とした。

 表情は硬かった。8回2死二塁、外崎に左中間へ三塁打を放たれ、金子が生還。これが決勝打となり、早川はマウンドを降りた。「普通に悔しい」と肩を落とした。

 手に汗握る同級生同士の投手戦となった。昨年11月には2人そろって侍ジャパンに選ばれ、普段は今井を「たっちゃん」と呼び、早川は「たかぴー」と呼ばれる関係だ。

 2人は16年夏、甲子園準々決勝で対戦。当時は今井を擁する作新学院(栃木)が早川擁する木更津総合(千葉)を3―1で破り、その後、全国制覇を成し遂げた。活躍の場をともにプロの舞台に移し、ともに開幕投手として激突。0―1と惜敗も「点を取られなければ負けないですし、点を取られれば負ける。その結果が、この結果かなと思う」と受け止めた。

 白黒をはっきりつけたかった。本来は7回で降板予定だったが、永井投手コーチに「白黒つけたい」と直訴。8回のマウンドに向かった。永井コーチは「監督とも相談しながら行かせるっていう判断だったんですけど、そういった面ですごく頼もしく見えました」と左腕を高く評価した。

 初の大役を務めた左腕に対し、今江監督は「本当に強い気持ちを持って良いピッチングをしてくれた。最後に打たれたけど、次のピッチングに生かしてもらいたい」と好投を評価。シーズンはまだ始まったばかり。今季の楽天の顔となった新エースが東北を熱くする。(太田 和樹)

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