日本ハムにＦＡ加入した山崎福也投手（３１）が１９日のヤクルト戦（神宮）で先発する。

　前回登板の１２日・広島戦（エスコン）は４回９安打３失点。制球面に課題を残しただけに「投球フォームでいくつか反省点があったので、そこを見直せた。シーズンにしっかりといい状態で入れるように、いいピッチングをしたい」と快投を誓った。

　舞台は敵地・神宮。オリックスに所属していた昨季は６月１６日のヤクルト戦で先発し、７回７奪三振１失点で勝利投手に。打っても２安打１打点と投打二刀流の活躍を見せ、堂々主役を張った。

　明大時代は本塁打も放った思い出の球場。１８日の練習後には新庄監督から「明日（１９日）、打席入る？」と声をかけられ「『入りたいですけどね…』って冗談交じりで話しました。去年も神宮で２安打しましたし、ピッチングでも勝っている。イメージはいいですね」とニッコリ。一方で、開幕前ということもあり「ケガしてもあれなので。我慢します…（笑い）」と打ちたい気持ちを抑えて投球に集中すると宣言した。

　先発が内定している４月２日の本拠地開幕・楽天戦まで残り２週間。指揮官は「開幕前はダメでしょ。手、痛い。しびれたら」と笑いつつ「いやいや、バッティングめちゃくちゃいい。（センバツ）甲子園の（個人最多安打）記録つくってるんでしょ？。キャンプ中から何回か聞いたんすよ。『打たないの？』って。『いや、大丈夫です』って。俺なら打つけどなあ…。それだけ、ＦＡで何球団も獲得しにきて、うちを選んで。（絶対に結果を残すと）気持ちが伝わってきましたよ」と思いを尊重していた。

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