【オリックス】マチャド、連投OK メジャー通算137登板の新助っ投が「ポスト宇田川」任せろ

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2024.3.17(日) 05:00

マチャド

◆オープン戦 ロッテ3―0オリックス(16日・ZOZOマリン)

 オリックスの新助っ人・マチャドが志願の連投テストに乗り出した。7回2死走者なしから登板。最速155キロの直球とツーシームを織り交ぜ、高部を空振り三振に仕留めてマウンドを降りた。「いい感覚で投げられた。風が強い球場と聞いていたので、いい成績を収められて良かった」と満足げな表情を浮かべた。

 打者1人で交代した理由は、17日のヤクルト戦(神宮)で1イニングを投げるため。自らシーズンを見据えて希望し、首脳陣が受け入れた上で負担を配慮した形だ。メジャー通算137登板の右腕に対し、厚沢投手コーチは「実績ある投手なので、調整法を尊重しています」と信頼を寄せた。

 救援陣はセットアッパーの宇田川が開幕2軍の見通しで、コンディション不良で出遅れた山崎もこの日の2軍・くふうハヤテ戦で2度目の実戦登板に臨んだ段階。助っ投にかかる期待は大きい。「チームの力になれるように。早く開幕を迎えたい」。10日のヤクルト戦(京セラD)では2イニングを投げるなど、オープン戦3試合連続無失点。“ポスト宇田川”の筆頭格が独自調整で万全のスタートを切る。(小松 真也)

 ◆アンドレス・マチャド(Andres Machado)1993年4月22日、ベネズエラ生まれ。30歳。10年11月にロイヤルズと契約。17年にメジャーデビュー。21年からナショナルズで中継ぎに定着し、3年連続40登板以上。メジャー通算137試合に登板し、7勝3敗、防御率4・48。185センチ、105キロ。右投右打。年俸1億3500万円。

 〇…投打の新助っ人に明暗が分かれた。カスティーヨは5回6安打1失点と古巣ロッテに粘りの投球。「全体的にはいい感覚で投げられた」。順調にステップを踏んでおり、開幕2戦目の30日のソフトバンク戦(京セラD)の先発が有力視される。一方で、来日1年目のトーマスは開幕2軍の危機だ。7回に代打出場も遊ゴロに倒れ、9打席連続無安打。オープン戦打率1割3分3厘と低迷している。中嶋監督が「もう見たまんまだと思います」と言えば、水本ヘッドコーチも「外国人枠、1軍枠のこともある。勝負の世界」と奮起を促した。

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