日本ハム・新庄剛志監督（５２）が１５日、上原健太投手（２９）の開幕ローテーション当確を明かした。ここまで対外試合４戦で計１６回２失点（防御率１・１３）と安定感が光る左腕に「上原君は決めてます。あんだけの投球したら、そら入る。３つ目、行きます」と開幕３戦目の３１日・ロッテ戦（ＺＯＺＯ）を託すと明言した。

　これで開幕カードは伊藤大海投手（２６）、加藤貴之投手（３１）、上原の順で臨むことが決定的となった。ＦＡで新加入した山崎福也投手（３１）は既に４月２日の本拠地開幕・楽天戦での先発が決定済み。開幕後は５月まで６連戦がなく、残る枠は１つ。指揮官は「根本くん、北山くん、バーヘイゲン、鈴木くんの争い」と予告した。

　春季キャンプから猛アピールを続けてきた上原は「どこでどんな順番で投げようが、やることは一緒。開幕ローテを争ってそこに入れなかった投手たちが、ずっと後ろで待ち構えているので責任感だったり危機感、緊張感がある」と気合十分。「うれしいという感じはあまりない。入って（シーズン）最後までいることによって、初めて開幕ローテーションに入る意味が確立されると思う。イニングをたくさん投げられるチャンスだと思うので、貪欲に投げていきたい」と決意をにじませた。

　３１日に投げ合うのは“令和の怪物”佐々木朗希投手（２２）。プロ９年目の左腕は「試合でマッチアップするのは初めてだと思う。自分がしっかり抑えれば、負けることはない。どんな投手が相手でもそれは一緒」と快投を誓った。

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