西武が今季初の本拠地オープン戦で逆転勝利 元山飛優の好走塁から同点、育成の牧野翔矢が決勝タイムリー

ベースボールキング

  • ニュース

2024.3.12(火) 16:13

西武・元山飛優 (C)Kyodo News

オープン戦

○ 西武 2 - 1 中日 ●

〈3月12日・ベルーナドーム〉

 

西武は12日、今季初のベルーナドームでのオープン戦で中日と対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。5回に元山飛優の好走塁から同点に追いつくと、7回に育成捕手の牧野翔矢が決勝タイムリーを放った。2番手に登板したボー・タカハシは、先発転向に弾みのつく4回1安打無失点2奪三振と好投を見せた。

2回に中日に1点を先制され、追いかける展開となった西武打線は5回、先頭打者の6番元山がサード強襲の内野安打で出塁。続く7番の外崎修汰に対する中日先発・小笠原慎之介の初球が暴投となる間に、すかさず一塁走者元山が二塁を陥れる好判断を見せると、ボールが奥へ転がっているのを見逃さずにさらに三塁へと進塁する好走塁。ヘッドスライディングの際に左腕を引いてサードのタッチをかわし、右手でベースに触れるという走塁技術の高さを発揮し、リクエスト判定となるもセーフを勝ち取った。その後外崎がレフトへのタイムリーヒットを放ち、同点に追いつく。元山の相手ミスを逃さない積極的な走塁が功を奏した形になった。

7回には、前の回から守備についていた6番渡部健人が中日2番手・フェリスからレフトへのツーベースを打つ。その後一死二塁の場面で、代打で登場した育成の牧野がライトへのタイムリーヒットを放ち、勝ち越しに成功した。

元山はオープン戦打率.455と好調ぶりをキープし、2打数2安打で開幕1軍へ大きくアピールした。育成の牧野は昨季右肘手術から復帰し、この日はオープン戦初出場。支配下返り咲きに向けて結果を残した。

投げては西武先発・侍帰りの平良海馬が5回2安打2四球1失点7奪三振と好投。2番手で登板した今季先発転向のボーは、初めて4回を投げ1安打無四球無失点2奪三振と、安定したピッチングで開幕ローテーション入りへ前進した。

 

 

記事提供:

ベースボールキング