【ソフトバンク】1番柳田悠岐が初回初球二塁打 6年ぶり「切り込み隊長」シーズンでもあるぞ

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2024.3.11(月) 05:00

1回無死、右中間二塁打を放つ柳田悠岐 (カメラ ・岡野 将大)

◆オープン戦 ロッテ1―1ソフトバンク(10日・ZOZOマリン)

 覇権奪回を狙うソフトバンク打線に新たな可能性が生まれた。初回先頭。1番に入った柳田が佐々木の初球156キロの直球を捉え、右中間二塁打を放った。「甘いところに来たんで、しっかり前に飛ばせて良かった」。2回2死二、三塁では四球を選んで好機拡大。持ち前の出塁率の高さも発揮し、切り込み隊長の適性を示した。

 超攻撃的オーダーを組んだ村松打撃コーチは「一発があるし、相手に気を使わせることが一番。クリーンアップにもいい選手がいる」と説明した。開幕4番に決まった山川やウォーカーが加入し、打撃陣の層が厚くなったことで生まれたオプション。同コーチは「もちろん」と本番で起用するケースも想定した。柳田自身は球場に来てから打順を知ったといい、「早く回ってくるな、早く(予定の3打席が終わって)代われるなと思いました」と、笑って受け止めた。

 レギュラーシーズンでの1番起用は18年7月10日の日本ハム戦(東京D)が最後。当時から6年が経過したが、「6年って長いですね。でも、ホント何番でも正直いい、出られれば」と頼もしい限りだ。円熟味を増した35歳が、重量打線に攻撃のバリエーションをもたらす。(小松 真也)

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