◆オープン戦　オリックス３―１ヤクルト（１０日・京セラドーム大阪）

　オリックスがオープン戦３連勝し、日本ハムと並び「定位置」の首位に浮上した。先発・エスピノーザは４回１失点にまとめたが、８５球とやや制球に苦しむ内容。野手では広島からＦＡ移籍の西川がオープン戦初の適時打を放ち、２年ぶりに右翼守備もこなした。セットアッパーに期待される新助っ人右腕・マチャドも志願の２イニングを１安打無失点。最大の収穫は田嶋大樹の実戦復帰だった。

　左肩のコンディション不良が回復し、２月２５日以来のマウンドで２回をパーフェクト。中嶋聡監督は「もっと早くに投げる予定だったんですけど、きょう投げられたのは良かった。１週ぐらい遅れているかなと思うんですけど」と現状を説明した。本来なら開幕投手最有力の宮城、山下、東とともに先発の柱として期待される左腕。田嶋自身は「球の強さは多少あったのかな。逆算しても、ちょうど開幕に合わせられるかな…という感じです。あとは監督、コーチに選んでいただければ、そのまま入れる準備はします」と開幕ローテ入りを見据えた。

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