日本ハム栗山英樹CBO、レイズの一日コーチに就任 背番号「89」のユニ姿でメンバー交換も
スポーツ報知
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2024.3.8(金) 05:08
【ポートシャーロット(米フロリダ州)7日=日本時間8日=一村順子】昨年3月WBCで世界一を達成した侍JAPANの元日本代表監督、栗山英樹氏(現日本ハム・チーフ・ベースボール・オフィサー)が、レイズのキャンプ地を視察訪問。日本ハムからポスティングでメジャー移籍し、招待選手として当地のキャンプに参加している上沢直之投手を激励し、本拠地で行われたフィリーズ戦の”1日コーチ”に就任し、ユニホーム姿でダグアウトに入った。
背番号「89」の水色のユニホーム姿で、栗山氏が試合前の国歌斉唱の整列に加わった。日本代表監督を勇退し、今季から日本ハムのチーム・ベースボール・オフィサー職に就任。今回、米国のキャンプ視察では、先にフロリダ州を訪れ、カージナルスのヌートバー外野手、レッドソックスの吉田正尚外野手、招待選手としてレイズキャンプに参加している上沢直之投手らを激励訪問する一方、施設や設備、運営面などを視察するのも、任務の一端だ。
元レンジャーズGM時代に、日本ハムと業務提携を結び、栗山氏と親交深いレイズのダニエルズ・シニア・アドバイザーが、”1日コーチ”就任を打診。異例の”1日限定コーチ入閣”が実現した。試合前は打撃練習を見守り、ミーティングにも参加。メンバー交換の役目も任され、試合中は、通訳を挟んでキャッシュ監督と並んでベンチの最前列に。「僕がもし退場になったら、後はよろしくお願いします」と言われて爆笑するシーンも。
「お招きできて光栄ですし、ダグアウトに入って貰って興奮している。WBCでの偉業はもちろん、オオタニの二刀流をサポートしたことでも、非常に優秀な監督だと聞いている」とキャッシュ監督。WBC優勝の実績に加え、大谷翔平選手の可能性を信じ、前例のない二刀流を全面的に支援した功績で「ミスター・クリヤマ」は米球界でも高く評価されている。
レイズとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加している上沢直之投手は、「僕の入団1年目から10年間、お世話になった監督。常に選手が能力を発揮しやすい環境をつくって頂きました。野球人としてだけでなく、人間として目指したい人。アメリカで同じユニホームを着るなんて、なかなかないこと。レイズ球団がこういう機会を用意して下さって、僕もうれしいです」。1月に札幌エスコンフィールドで行ったメジャー移籍会見以来となる”元上司”の訪問を感謝。次回登板は10日(同11日)、ドミニカ共和国で行われるレッドソックス戦。この日はオープン戦3度目の登板に備えてキャッチボールなどで調整した。
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