【日本ハム】山崎福也が3回4K0封で“本拠地デビュー”…4・2ホーム開幕戦へ「楽しみな気持ちでマウンドに上がれそう」
スポーツ報知
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2024.3.3(日) 06:36
◆イースタン教育リーグ 日本ハム 11―6 オイシックス(2日・エスコンフィールド)
オリックスからFA加入した日本ハム・山崎福也投手(31)が2日、教育リーグ・オイシックス戦で“本拠地デビュー”を果たし、3回無安打無失点と圧巻の投球を披露した。初コンビを組んだドラフト2位・進藤をマウンドから巧みにリードする余裕も見せ、無四球4奪三振と快投。先発が決まっている4月2日のホーム開幕・楽天戦に向けて最高のスタートを切った。
待望のコールに球場が沸いた。「先発ピッチャー、山崎福也」。拍手と歓声が全身を包んだ。一塁側ベンチからマウンドへ向かうと、快投が始まった。勢いの増した直球にキレ味抜群のチェンジアップとフォークで4K。「投げたい球が投げられていい所にも決まった。雰囲気も良かった」。移籍後初のエスコンで緩急自在に40球を投げ抜いた。
“福也流”でリードした。プロ10年目の31歳。ルーキー進藤との初バッテリーでは「あえて」サインに首を振った。「今後、多分組んでいくことがある。投球スタイルはこんな感じだと(伝えた)」。かつてダイエーの工藤が新人の城島を「工藤流」で一流に育てたように、実戦の中で後輩に気付きを与えた。即戦力として期待される進藤は「首を振ってもらうと『こういう時はこういう球を投げたいんだ』とわかる。よかったです」と感謝した。
2回2死ではルーキーの浜田が遊ゴロを失策し、この日ただ一人、走者を許した。登板後は笑顔で「ロッカーに土下座するような勢いで(謝罪に)来ました」と明かしつつ「それまで走者を出しての投球がなかったので、逆にありがたかった。クイックも確認できた」。常に前向きで優しさあふれる姿は新天地でも不変。カウント3ボールとなった際には球場中から拍手が起こり「味わったことがなかった。優しいなって。落ち着きました」と温かい応援にもうれしそうに頭を下げた。
3回無安打無失点と上々の“予行演習”を終え「毎回来るたびにテンションが上がる。楽しみな気持ちでいつもマウンドに上がれそう」と背番号18。迫る4・2へ、着々と準備を進める。
(堀内 啓太)
〇…万波が待望の“今季1号”を放った。オイシックス戦の6回2死一、二塁に代打で登場。2ボールから相手左腕の高め直球を仕留めて豪快に左中間席へたたき込み「打った瞬間行ったかなと。すごくよかった」とうなずいた。新庄監督からは唯一のレギュラーと明言されており「結果を出さなきゃいけない立場」。6、7日の侍ジャパン対欧州代表戦(京セラD)に向けても弾みをつける24年1号となった。
〇…今川は阪神とのオープン戦(札幌D)に「2番・左翼」でフル出場。阪神先発で東海大四(現東海大札幌)の後輩にあたる門別から、4回先頭で迎えた第2打席に中堅フェンス直撃の二塁打を放った。「めちゃめちゃいい球投げてました。あれをホームランにできないのが、門別君の真っすぐに1つ押されたのかなと思います」と振り返った。高校時代から球場に応援に行くほど目を掛け、昨年のフェニックス・リーグでは1軍での対戦を約束。「先輩の意地を見せられたかなと思います」と胸を張っていた。
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