日本ハムが阪神との接戦を制す! 8回に淺間大基が決勝打、9回杉浦稔大が最速159キロで抑える

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2024.3.2(土) 18:29

日本ハム・杉浦稔大

オープン戦

● 阪神 2 - 3 日本ハム 〇

〈3月2日・札幌ドーム〉

 

日本ハムは2日、阪神とのオープン戦を3-2で競り勝った。若手期待の田宮裕涼と細川凌平にタイムリーが生まれ、昨季のリベンジに燃える淺間大基が決勝打。投げては先発バーヘイゲンが2失点を喫するも、その後は宮西尚生、玉井大翔、加藤貴之、杉浦稔大が無失点リレーで、北海道でのオープン戦初戦を白星で飾った。

日本ハム打線は2回、先頭の4番水谷瞬が四球を選ぶ。続く5番淺間がセカンドゴロを打つも、併殺とはならず一死一塁。6番江越大賀が空振り三振に倒れる間に一塁走者淺間がスタートを切り、二盗に成功。二死二塁で7番田宮が阪神先発の門別啓人の変化球を詰まりながらレフトへ運び、その間に淺間が生還。先制のタイムリーヒットとなった。

3回に阪神・中野拓夢に2点タイムリーツーベースを浴び逆転されるも、5回二死走者なしから9番中島卓也が初球をセンター前に弾き返して出塁し、1番細川の打席の間で二盗に成功。二死二塁フルカウントから細川が阪神2番手・漆原大晟の7球目を上手く拾ってライトへ同点のタイムリーヒットを放った。

試合は同点のまま進み8回、一死走者なしで3番野村佑希が阪神4番手・石井大智からライト前に落ちるヒットで出塁。その後二死一塁となり、5番淺間がレフト前にヒットを放ち、阪神ミエセスのファンブルを誘発。その間に一塁走者の野村が生還し、決勝点となった。

日本ハム先発のバーヘイゲンは2回までを無安打2奪三振と見事な投球。だが3回にコントロールを乱し、結果2安打2四球2失点4奪三振と課題が残った。一方でリリーフ陣は万全の投球。宮西は1回1安打1四球無失点、玉井は1回1安打無失点、加藤は3回3安打無失点1奪三振とつないだ。セーブシチュエーションで登板した杉浦は直球が冴え渡り、最速159km/hを記録し無安打1奪三振と好投した。

これで今季の日本ハムのオープン戦は通算2勝1分け。投手・野手ともに開幕への競争は、3月に入りますます激化している。

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