◆練習試合　巨人５―３日本ハム（２７日、那覇）

　日本ハムは対外試合９戦目にして今季初黒星を喫した。阿部巨人との初対決で敗れ、連勝は「７」でストップ。新庄剛志監督は「一回ぐらい負けておいた方がいいかなって。気持ち悪いでしょ？（笑い）　楽天さんは（キャンプで）ずっと負けていて、逆に公式戦ちょっと怖いですもん」と前向きに結果を受け止めた。

　試合は序盤の５失点が響いた形に。「もう２点ぐらい追いつきたかったけどね、負けは負けでも。もう１点、２点取りに行こうかなって作戦は考えるけど（選手の）アピールチャンスが少なくなるから。どういう打撃をするのか見たい気持ちが勝ってくる。サインなしで打ってみろ、アピールしてみなさいって」と、この時期ならではの采配に徹したことを明かした。

　投手陣では開幕ローテ争いを繰り広げる若き２人の右腕に明暗が分かれた。５回から登板した北山は、４イニングを投げて無安打４奪三振０封と快投。自己最速を１キロ更新する１５７キロも計測し「北山くん、ホレたね。今日のピッチングは。片思い。ハハハ」と指揮官も絶賛。「テンポもいいし、リリースポイントもしっかりしている。最初の１５７キロはスピードガン壊れてるかなと思ったけど、他の投手がガンどおりだった。力みなくリリースポイントだけに力が伝わるというか…。回を重ねるごとに去年の悪い（球の）浮きグセが来るかな？と思ったけど、それも全然なく。完璧でしたね」と何度もうなずいた。

　一方、先発の金村は３回２／３でＫＯ。被安打８、５失点と打ち込まれたが「今日はああいう結果になったけど、反省点が今のうちに見つかるからレベルが上がるね。いい経験になったんじゃないですか？　いいフォーク（スプリット）もあったしね」と次回登板での修正に期待した。

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