【オリックス】体重6キロ増“モンスター”「今までの感じとまた違う」28日、今季実戦初登板

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2024.2.27(火) 05:00

青空の下、休日返上で練習をこなした山下舜平大(カメラ・朝田 秀司)

 オリックス・山下舜平大投手(21)が、28日の球春みやざきベースボールゲームズ・ロッテ戦(SOKKEN)で今季実戦初登板する見通しとなった。3イニング程度を予定。チームが休日の26日は宮崎・清武総合運動公園内でキャッチボールなどを行い、「どんどん投球自体がいい方向にいっているので、空けずにやろうと思って」と、充実の汗をぬぐった。

 オフに肉体改造に着手してキャンプイン。1日5食を継続し、体重は約7キロ増の最大107キロまで増えた(現在は106キロ)。調整も慎重にステップを踏み、ライブBP(実戦形式の打撃練習)には14、20日に登板。実戦を当初の計画から遅らせたが、25日のブルペン投球では驚異の155キロをマーク。パワーアップを予感させるなか、打者が打席に入れば、自然とギアも上がる。「打者相手になると、勝手にアドレナリンも出て腕が振れる。出力もどんどん上げていきたい」。最速160キロ右腕のさらなる進化に夢は広がる。

 昨春は3月4日の阪神とのオープン戦(甲子園)で初実戦マウンドに臨み、1回完全。最速158キロを計測し、その後はプロ初登板で開幕投手を務め、9勝を挙げて新人王を獲得。「(増量で)今までの感じとまた違う。合ってくると球も良くなってくるんじゃないか、と」。周囲の度肝を抜いてきた“モンスター”の新章が幕を開ける。(小松 真也)

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