“ラ・マキナ”と呼んでくれ―。今季から先発に転向するソフトバンクのリバン・モイネロ投手（２８）が２６日、マシン並みの無尽蔵なスタミナを手に入れたと明かした。昨年はＷＢＣキューバ代表の日程を優先したため、２年ぶりの参加となった宮崎春季キャンプも終盤。先発投手に不可欠な持久力を問われた左腕は「ラ・マキナ（スペイン語でマシン）のように疲れ知らずさ」と、胸を叩いた。

　練習と食事の両輪で、先発仕様の体をつくり上げた。「セットよりも楽に投げられる」と新たにノーワインドアップを採用し、２５日のブルペンで今キャンプ最多の１０２球。連日の３０分間走も欠かさず、持久力アスリートに不可欠な脂肪分を多く含む食事もとっている。昨年７月に手術した左肘に不安はなく、すでに小久保監督は「もちろん入っている」と、開幕ローテを確約。昨季まで通算３０６登板がオール救援の元セットアッパーが、新たな挑戦に準備万全だ。（田中　昌宏）

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