◆オープン戦　日本ハム３×―２広島（２５日・名護）

　日本ハムは広島とのオープン戦で９回に逆転サヨナラ勝ち。キャンプ中の対外試合を８戦無敗（７勝１分け）とした。

　１―２で迎えた９回。１死から途中出場の細川が四球を選ぶと、続く野村が中前打を放ち、一走の細川が迷わず三塁へ。好判断でチャンスを拡大すると、続く上川畑がしぶとく左前へ同点打。さらに石井が左越えへサヨナラ適時二塁打を放ち、勝負を決めた。

　試合後には１軍キャンプが打ち上げ。球場中から大拍手と指笛が注がれた。新庄剛志監督は「あんな勝ち方したら、今日で（キャンプ）終わりって何かさみしくなってくる。あと１か月くらい、いようかなと思う。だめ？（笑い）」と上機嫌で登場。「けが人がいなくて、試合では１回も負けていない。この１か月は充実しすぎてちょっと怖いなという感じ」と笑顔がはじけた。

　春季キャンプのＭＶＰを問われると「俺かな？　ハハハ。言うわけないじゃないですか。言わない今年は」と独特の“新庄節”でナインたちをたたえた。

　今後のＯＰ戦に向けては「去年と一緒のように、どんなゲームでも負けない、勝ち続ける“勝ち癖”を付けて。その中でレベルアップはもうしていると思うので、自然体で勝ち癖を付ける。普通にやれば勝てるやろうと。今日も『負けないんじゃないか？』という雰囲気が僕の中にはあった。そういうところを自然体でいってもらえれば」とさらなる奮起を期待した。

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