【楽天】早川隆久が2回3奪三振0封…新球フォークも見せ上々の試運転

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2024.2.18(日) 07:45

2回無失点に抑えた楽天の早川(カメラ・岩田 大補)

◆練習試合 阪神4―3楽天(17日・宜野座)

 楽天の早川隆久投手(25)が17日、阪神との練習試合(宜野座)で今季実戦初登板。2回を投げ無安打無失点、3奪三振と好投した。最速150キロをマークし、今後の課題に挙げた新球フォークでも三振を奪うなど、開幕投手の有力候補が上々の試運転を見せた。

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 表情を動かすことなく、冷静に力強く左腕を振った。初回、先頭の近本をスライダーで見逃し三振に仕留めると、続く中野は150キロで空振り三振。2回には1死から佐藤輝に四球を許したが、野口からフォークで空振り三振を奪うなど後続を断ち「結果もそうですけど内容としても悪くなかったので、自分としてはよかった」とうなずいた。

 課題も把握している。「球種自体の軌道が全体的に変わっていたので、そういう中である程度の球は試せた。フォーク以外のボールはよかったと思うので、フォークの軌道だけ修正していければ」。そのフォークで空振りも奪ったが「真っすぐと同じ軌道から落ちるのがベスト。まだ若干浮いてから落ちるので、その浮くところをなくしていければ」と理想形をしっかりイメージしている。

 今江監督も「投げている姿も、去年と違ってちょっとたくましく見えました」と絶賛。初の開幕投手については「もちろん候補の1人ではありますし、荘司もいいピッチングをしている。彼らはこれくらいやってもらって当たり前だと思っているので」と今後の争いに期待を寄せた。高い期待値の中で、勝ち星が伸び悩んできた4年目左腕。風格ある姿に、本格化の気配を漂わせる。

(山口 泰史)

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