【オリックス】宮城大弥がさらなる進化へ2回無失点 自身が追求してきたテーマとは
スポーツ報知
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2024.2.18(日) 05:00
◆練習試合 オリックス9―3日本新薬(17日・SOKKEN)
オリックス・宮城大弥投手(22)が17日、新スタイル確立への第一歩を刻んだ。今季初の実戦登板で社会人・日本新薬との練習試合に先発。「持っている変化球すべてで勝負したい」とテーマ設定すると、持ち球のスライダー、チェンジアップ、カーブ、フォークを全部駆使し、2回を2安打無失点と好発進した。
まだ2月中旬のこの日の最速が、自己最速まであと3キロと迫る151キロを計測した上に、スローカーブが79キロという最大72キロもの緩急差。3奪三振の決め球はチェンジアップ、スライダー、フォークと、それぞれ異なる球種だった。昨年まではスライダーに頼ることが多く「全球種が勝負球になれるように」とさらに高いレベルを追求してきた。
高卒2年目から3年連続で2ケタ勝利をクリア。今キャンプでも、絶対的エースの山本が抜けたことを感じさせないほど、充実の仕上がりを見せている。この日は妹でタレントの弥生(17)が来場した中、好投。侍ジャパンの常連にもなった左腕は「もっとやれる部分もあったし、まだまだな部分もはっきり分かった」と向上心を忘れなかった。
山下らとの開幕投手争いも注目で、次回は23日の練習試合へ向かう予定。進化を求め、引き出しを増やせるだけ増やす。(長田 亨)
〇…オリックス・井上オーナーが「スマイルのススメ」を説いた。宮崎キャンプを訪問し、練習開始前に全員の前で訓示。「笑顔ですよ。令和ですから、明るく楽しく。これしかない」と呼びかけた。杉本や森ら各選手を「さん」付けで呼び、中嶋監督に「ベンチであんまり怒った顔をするな」と“珍指令”も。「ウチの選手は若くてイケメンが多い。オリ姫がいっぱい来ますよ」と期待し、終始笑顔だった。
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