【オリックス】昨季3A8勝の新外国人右腕が、山本由伸に続くノーヒットノーランを宣言「自分の活躍でチームを助けたい」

スポーツ報知

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2024.2.11(日) 05:00

入団会見を行ったアンダーソン・エスピノーザ(左)とルイス・カスティーヨは、笑顔でポーズを決める(カメラ・義村 治子)

 由伸の次は任せろ! オリックスの新外国人、アンダーソン・エスピノーザ投手(25)=前パドレス傘下3A=が10日、球団助っ人初のノーヒットノーランを誓った。前ロッテのカスティーヨ投手(28)とともに宮崎・SOKKENスタジアム内で入団会見。潜在能力が高い若き右腕は来日“第一声”で「自分の活躍でチームを助けたい。ノーヒットノーランなど、そういった成績を残せるように」と豪語した。

 オリのノーヒッターと言えば、ドジャースに移籍した山本が昨年まで2年連続で達成。「知っています。山本投手のように達成したい」。動画投稿サイトで絶対的エースだった剛腕の投球もチェック済み。球団の外国人選手では誰も成し遂げていない偉業だが、「去年は(マイナーで)惜しい試合が何試合かあった。攻めた投球をして達成できれば」と、チーム3年連続ノーノーへ鼻息は荒かった。

 大化けの可能性を秘める。150キロ超の直球を武器にする元トップ・プロスペクト(有望株)で伸びしろ十分。メジャー通算7登板ながら、昨季3Aで8勝を挙げた。一方で、長期のリハビリが必要なトミー・ジョン手術を2度経験した苦労人。メスを入れた17年から4年間も実戦から遠ざかった経験があり「乗り越えて強い精神力ができた。メンタルに自信がある」とアピールした。

 中嶋監督が日本ハムのGM特別補佐としてパドレスにコーチ留学した際に見ていた縁から、オファーが届いた“秘密兵器”。「監督は面白い方で、コーチとして素晴らしい方。優勝に貢献できるように頑張っていきたい」。由伸の後継者となり、ジャパニーズドリームをつかむ。(小松 真也)

 ◆アンダーソン・エスピノーザ(Anderson Espinoza)1998年3月9日、ベネズエラ生まれ。25歳。14年にレッドソックス入り。パドレスを経て、21年にカブスへトレード移籍し、翌22年にメジャーデビュー。同年オフにパドレス復帰。メジャー通算7試合で0勝2敗、防御率5・40。マイナー通算109試合で17勝34敗1セーブ、防御率5・02。183センチ、86キロ。右投右打。

 〇…カスティーヨ(前ロッテ)は昨季まで同僚の佐々木との投げ合いへ闘志を燃やした。「対戦するのは正直つらい部分はあるけど、勝負は勝負」。昨年は12登板で3勝3敗、防御率3・12。制球力も高く、先発で期待される。また、中軸候補の新外国人トーマス(前アスレチックス)が今キャンプ初のフリー打撃で55スイング中4本のサク越え。広角に打ち分け「低いライナーを打つのがテーマ」とうなずいた。来日2年目のゴンザレスもこの日、キャンプ地に合流し、今季の外国人選手6人がそろった。

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