【オリックス】全試合4番へペースアップ 2月中の試合出場にも意欲 マッスルメモリーで主砲大復活や
スポーツ報知
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2024.2.10(土) 05:00
オリックス・杉本裕太郎外野手(32)が9日、目標の「全試合4番」へペースアップを宣言した。昨年11月に手術した左足首の経過は良好。2月中の試合出場が視野に入った。10日からの第3クールを前に、ユニークな言葉で目標設定した。
「宮崎で生きた球を打つイメージはしています。そのためにも、マッスルメモリーで(筋力を)取り戻したいと思います」。B班でスタートした宮崎キャンプは、他の野手とほぼ同じメニューを消化。術後のリハビリなどで眠りかけていた筋肉も、ベストな状態を記憶していた。
打撃、守備、走塁。すべてで手を抜くことなく、8日からは早出で本屋敷コンディショニンググループ長と俊敏性を高めるトレーニングを開始した。「シーズン中と比べると、腕とかが張りやすかったりする。どんどん数をこなしていくしかない」。第3クールで筋肉を完全に回復。着実に次のステップが見えてきた。
チームは12日に今キャンプ初の紅白戦を行い、2月中旬から対外試合も予定されている。28、29日のラスト2日はロッテ、西武と練習試合。触発されるようにFA加入2年目の森も「僕個人としては(試合に)いけと言われれば、いける状態にあります」と頼もしかった。
杉本はここ2年、15、16本塁打にとどまっているが、21年は32発でキング獲得。「僕が4番でずっといられるぐらい安定した成績を出せれば、今年も絶対に優勝できる」と外野と4番争いを勝ち抜く構えだ。視界良好。責任を持って仕上げる。
(長田 亨)
◆オリックス・杉本の故障経過
▽23年10月21日 ロッテとのCSファイナル第4戦(京セラD)で遊ゴロを放った際に左足首を負傷。このステージのMVPに輝いたが、表彰式は参加せず、松葉づえ姿で帰宅
▽同11月2日 阪神との日本S第5戦(甲子園)に5番・左翼で復帰。3打数無安打1三振
▽同4日 日本S第6戦(京セラD)で天井に吸い込まれるエンタイトル二塁打
▽同8日 神戸市内の病院で左腓骨(ひこつ)筋腱(けん)腱鞘(けんしょう)形成術を受けた
▽同11日 大阪・舞洲の球団施設でリハビリを開始
▽24年1月13日 沖縄県内で楽天・浅村らとの自主トレを公開。フリー打撃でバックスクリーン弾を放つなど、順調な回復ぶりを披露
▽同31日 キャンプインを前に選手会長として宮崎市内の小戸神社を参拝。絵馬には「HOMERUN KING」と記した
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