【ロッテ】田中晴也が野茂英雄氏からフォーク直伝…本人は苦手球種も数種類提案され「お互い一致」の握りに

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2024.2.8(木) 05:15

ライブBPに登板した田中晴也(カメラ・池内 雅彦)

 ロッテの田中晴也投手(19)が7日、ドジャースなどでメジャーを席巻した野茂英雄氏(55)から代名詞の宝刀フォークを伝授された。近鉄、メッツ時代に吉井監督と同僚だった縁で4日から石垣島を訪れており、ブルペンで指導を受け「メジャーで活躍した選手ですごい経験がある方に教えていただけたのは、すごく自分にとって財産です」と目を輝かせた。

 高卒2年目右腕はライブBP(実戦形式の打撃練習)後に、当初予定にはなかったブルペンへ。身長186センチ、体重92キロと恵まれた体格を誇る有望株は野茂氏からは数種類のフォークの握りを提案されたという。変化球はカーブ、スライダーが中心で落ちる球の習得は大きな課題だった。「フォークは一番苦手な球だけど、決め球として覚えないといけない。シーム(縫い目)にかけたり、かけないとか握りの深さだったり、試しながらやった」。約20球を投げ、「お互いが一致した握り」にたどり着いた。

 昨季1軍登板はなく2軍で5試合に登板しただけだった。4日に視察に訪れた侍ジャパン・井端監督も投球を見守り、「(代表に)次世代、次に入ってほしいし、入ってこられるかなと思う」と、実力を認める逸材だ。指揮官も「将来有望です」と期待する田中晴は「(野茂氏からは)『自分で考えてやることが大切。今日教えたことが全てではない』と言われた。こうしたらより一層いいのではないかと、自分もいつも考えているので、より良いフォークを覚えたい」。飽くなき探究心で理想の球を追い求める。(竹内 夏紀)

 ◆田中 晴也(たなか・はるや)2004年6月6日、新潟・長岡市生まれ。19歳。日本文理時代は1年秋からベンチ入り。2年春からエースを務め、2、3年夏に甲子園出場。高校通算20本塁打など打撃も魅力だが22年ドラフト3位でロッテ入団後は投手に専念。186センチ、92キロ。右投左打。年俸600万円。

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