【オリックス】新怪物が侍ジャパンの中心選手へ決意 初対面の井端弘和監督も期待「WBC、五輪と先発で」

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2024.2.7(水) 05:00

ボールを腕に挟んで投球練習する山下(カメラ・義村 治子)

 オリックス・山下舜平大投手(21)が6日、侍ジャパンの中心選手となる決意を明かした。宮崎キャンプ第2クールの初日、視察した井端監督と初対面。会話の内容は「内緒で」と笑顔でかわしたが、自覚と責任感が芽生えていた。

 「全員が全員、行けるわけではない。そういうところを目指しているし、頑張りたいと思います」。チームからは常連の宮城、紅林とともに3月6、7日の強化試合(京セラD)でメンバー入りが内定。山下にとっては初代表。190センチ、105キロと世界基準のスケールに、侍指揮官の期待値も高い。「宮城投手と山下舜平大というところでは今後、次のWBC、五輪と先発で入ってきてほしい」と軸として見込んでいる様子だ。

 順調に成長すれば、11月のプレミア12でも選出は確実。昨季はプロ初勝利を含む9勝を挙げ、7月で22歳となる右腕は、エースの肩書きを背負える一人だ。この日は「山下です」と丁寧にあいさつ。「スーツの人が多くて、圧迫感がありました…」と苦笑いしたが、特別な空間に慣れるのも時間の問題となりそうだ。

 絶対的エースだった山本が抜け、オリックスでも先発の軸になることが求められる。7日には初めて捕手を座らせ、投球練習を行う予定。「ブルペンでもスピードにはこだわっている」と調整は順調だ。今季から、あこがれの大谷翔平(ドジャース)が日本ハム時代に背負った11番を着ける山下。最速160キロの新怪物が、超一流への階段を昇る。(長田 亨)

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