ロッテ・中村奨吾「色々試しながら」〜4日の石垣島キャンプまとめ〜

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2024.2.4(日) 20:47

2月3日にサードでノックを受けるロッテ・中村奨吾[撮影=岩下雄太]

 ロッテの石垣島春季キャンプ第1クール4日目は、晴天だった3日間から一転して、時折雨が降る天候だった。

 今季から選手会長に就任した中村奨吾は、昨年シーズン終了後に行われた秋季練習のフリー打撃では、「構えが変わったというか、いろんなことを試してみようと思ってやっています」と様々な打撃フォームを試しながら打っていた。

 この春季キャンプでは、左足を上げたフォームで打っていることが多い。「色々試行錯誤しながら、取り組んで練習しているので、今のところは足を上げながらしっかり力を溜めて打ちに行けるようにということをやっています。そこは自分の状態を見ながら、体とも相談しながらやっていければいいかなと思います」。

 守備も二塁から三塁にコンバート。こちらも「色々試しながら、実戦の打球を捕っていないので、まだ難しいところもあると思いますし、これから慣れてくるところもあると思います。難しいですね」と語った。

◆ 国吉「いいボールもたくさん投げられている」

 ブルペン入りした国吉佑樹は、セットポジションに入った時の立ち姿が昨季までは左足を前に出していたが、今キャンプでは両足を揃えている。

 「特にしっくりきたのがあの形なので、今はあれでやっていますけど、このままになるかもしれないし、また違うのになるかもしれないし特に意図があってやっているわけではないですね。投げててしっくりきたのがあの形です」。

 ブルペンでの投球については「いいボールもたくさん投げられていますし、エラーもありますけど、全体的には良いボールが割合では多く投げられているのではないかなと思います」と振り返った。

◆ ブルペン入りの美馬「後半の方が良かった」

 美馬学もブルペンで投げ込みを行った。

 22年はチームトップの10勝を挙げたが、昨季は移籍後ワーストの3勝に終わった。今年はキャンプに向けて「去年よりは最初からと思って体も作ってきたつもりです」と明かす。

 この日のブルペンでは「前回があんまり序盤が良くなかったので、球数を投げてみてどうやって状態が上がっていくのかなというのを確かめて、後半の方が良かったのでそれがどんどん短い球数で出せるようにいきたいなという感じですかね」と収穫を得たようだ。


◆ 村山「育成3年目であとがない」

 育成3年目の村山亮介は、全体練習後に室内練習場で打撃練習を行うなど、バットを振った。

 このオフは「自分としては育成3年目であとがない。結局自分は打てないと試合に出られないと思いますし、自分自身の価値はない。打撃と体はもっとパワーをつけようと思って、ウエイトにかなり力を入れてこのオフはやってきました」とパワーアップを図った。

 見た目もかなり大きくなった印象だ。これもウエイトトレーニングの成果なのだろうかーー。

 「去年フェニックス終わって、秋季キャンプくらいから筋量で言うと4キロくらい、体重も増えすぎたかもしれないですけど、5キロくらい増えました」と、現在の体重は120キロ。

 「自主トレ中は浦和でやっていたので、なかなか外で打てなかったんですけど、最近キャンプで外で打つことによって、ロングティーは飛ぶような感じが出てきた。すごく良い手応えを持っています」。打撃で結果を残すことにこだわって、この先のキャンプでもバットを振っていく。

取材・文=岩下雄太

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