【オリックス】中嶋聡監督あっちこっち熱血指導!同郷秋田の新加入・吉田輝星には体重移動のズレを指摘

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2024.2.4(日) 05:00

投球練習を終えた吉田(右)と話す中嶋監督(カメラ・義村 治子)

 オリックス・中嶋聡監督(54)が3日、熱血指導を入れまくった。キャンプ2日目はまず、日本ハムからトレードで移籍した吉田のブルペン投球をチェック。「見てない」と“ツンデレ”を発動させたが、前、横、後方とマルチアングルで見守った。

 輝星とは同じ秋田出身。昨年11月に加入が決まり、投球フォームについて直接助言を送っていた。「ここ、気になってたんだよね」と、力を入れたときに生じる体重移動のズレを指摘。スムーズな動きで球威、制球ともに安定することを願い、キャンプ前に「中嶋メソッド」を注入していた。

 吉田は「監督に言ってもらったことを、オフの期間も意識しながらやっていた」と受け止め、この日は34球。「ちょっと直ってきているから」と、及第点をもらった。「もっと体重移動はうまくできる。このキャンプで、自分の立ち位置を確定させなきゃいけない」と、1軍生き残りへつなげる。

 中嶋監督は、山崎にも体重移動のアドバイス。最速160キロのセットアッパーは「後ろめだった重心を前にする意識。言葉で伝えてもらって、球に力が伝わる感じがありました」と喜んだ。室内では昨季首位打者の頓宮にノック。捕手から一塁転向2年目でもあり、身ぶり手ぶりでグラブさばきや足の運びを指導した。

 新加入で内野手登録の育成・香月には昨秋の時点で「やってみたらどう?」と、捕手挑戦を指南。ブルペンでもミットを構えている。2日の巨人・阿部監督のように、動く将がオリックスを強くする。(長田 亨)

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