楽天の渡辺翔太投手（２３）が２日、侍・井端監督の前で４５球を投げ、代表入りを猛アピールした。「（代表の試合に）出たいという気持ちはある。アピールの場面だと思って投げました」。昨季は入団１年目ながらも中継ぎで５１試合に登板し、８勝３敗１セーブ、２５ホールド、防御率２・４０の成績を残したが、小、中学時代は実は遊撃手。「（中日の荒木雅博氏と井端監督の）アライバコンビが好きで。プレーを参考にしていました」。熱視線を感じつつ、腕を振った。

　九産大では大学日本代表に選ばれたが、トップチームは未経験。「やっぱりプロの代表となると一番は大谷（翔平）さんをイメージする。去年のＷＢＣを見て刺激をもらった。大谷さんと同じユニホームが着たい」。滞在１時間をまるまるブルペン視察に充てた井端監督は「いろんな投手が速いボールを投げていたので楽しみ」と目を細めていた。（太田　和樹）

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